海外生活に憧れがあり、英語の勉強はそこそこ頑張ってきたと思っていたけれど…。いざロンドンへ来てみると、英語がまず聞き取れない。聞き取れないと会話にならないので、困った困った。すっかり自信喪失したことを覚えています。アクセントが強くて早口だと、もはや英語を話しているのかどうかすら判別できず、撃沈(笑)

でも、せっかく外国に住むのだから、現地の方ともコミュニケーションを取って、地域に溶け込みたいですよね。そしてせっせと英会話教室へ通い、勉強することにしました。ロンドンには日本人の方の運営する英会話教室もあり、駐在員には心強い環境が整っていました。英会話教室は、単に英会話の勉強をするだけでなく、同じ境遇のお友達ができたり、情報収集の場になったり、困ったことを先生やスタッフさんに相談してみると、思いがけず簡単に解決したりと、とても助けていただいたのを覚えています。駐在員は基本的に現地には頼る人(両親や昔からの友達)がいないので、同じ境遇のみなさんはとても親切で助け合いの習慣があります。日本に暮らしているときの感覚とは、違った交流でした。

渡英して誰も友達がいない状態で、ベビーカーにルルちゃん(娘/仮名)を乗せて出かけたら、日本人の同じく子連れの女性が声を掛けてくれました。最近引越してきたことを告げると、すぐに連絡先を交換してくださって、現地情報をメールでシェアしてくれました。近所の日系スーパー、日系の病院、そしてその評判、ベビーシッターさん情報などなど。本当に有益な情報をあっという間に頂くことができて感謝感激でした。すぐに頼れる人がいない状況で、皆さんで助け合っておられる様子が伝わってきて心強かったです。そして近所のお友達も一緒に、ランチ会をしてくださったのを覚えています。人と人との繋がりが希薄になっているこの時代、外国に住む日本人のこういった結束はその苦労を物語っているのだな、ということはそれからの長いロンドン生活で身をもって知ることとなりました。

話は英会話に戻ります。英語ができなくて苦労をしているのは何も駐在員の家族だけではありません。駐在員だって、日本で仕事をしていたころよりももっと英語が必要になるわけですから、中には週末にレッスンを受講しておられる方もいらっしゃいました。そして帯同してきた子供達!ロンドンには日本人学校もありますから、そこへ通う子供たちは日本語での授業になりますが、現地校へ行けばもちろん全て英語です。渡英した時の学年にもよりますが、子供たちにかかる負担はかなりのものになるでしょう。

もともと言語学に興味のあった私。娘がどんな風にバイリンガルになるのか、興味津々だったのです。日本語と英語の絵本をたくさん読み聞かせしながら、2歳半で渡英した娘は、何年くらい住めばバイリンガルになれるのかな、と思いを馳せておりました。ここには娘の成長の記録も一緒に綴って参ります。

結論を申し上げると、言いたいことは何とか英語で伝えられるけれど、相手の返答がなかなか聞き取れない。私の取った対策は、まず自分から話す。そして相手の返答を必死で聞く。それを自分の言葉で復唱し、それで理解があっているかを確認する。そんな感じで日常生活に必要な手続き関係は乗り切っていきました。重要なのは、その時に必要になるであろう専門用語をしっかり下調べしてメモしておくこと。病院、銀行や役所、自分が欲しいものや手続きする内容によって、ちゃんとコミュニケーションをするに際し必要な用語を知っておくことです。そこまで調べていたら、多少しどろもどろしても相手も頑張ってくれます。もう一つは、そういった手続きの際は英語を話す必要性が出てきますが、それ以外はあまり話す機会はありません。お買い物に行っても、多少のコミュニケーションはありますが、そんなに話し込んだりするわけではないですから。お喋りが遅かった娘は、お医者様の勧めもあって、日系の幼稚園にお世話になったのです。そうすると幼稚園ではもちろん日本語、渡英してしばらくは、日本語に触れる機会の方が多かったかもしれません。

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