日本とイギリスでは教育のシステムが違います。国が違えば言語はもちろん、教育も医療も法律も、様々な違いがあります。日本では多くの方は小学校に入学する前に、幼稚園、保育園そして子供園などに通園されるのが一般的ですが、義務教育は小学校と中学校の9年間とされています。
イギリスでは義務教育は5歳から16歳までの11年間です。正確には4歳の誕生日が来たら、次の9月からReceptionに入学します。そしてその翌年からYear1となり、義務教育がスタートします。ここで、年度初めが日本は4月、イギリスは9月になるので、学年に違いが出てきます。娘は日系の幼稚園のナーサリーに入園したのですが、日本の教育課程では同級生でも、4月から9月までにお誕生日が来るお友達は、イギリスでは1学年上になります。
娘はお喋りをし始めるのが遅かったので、私は日系の幼稚園にもうしばらく通ってくれたらいいなと思っていました。ところが、ナーサリーから年小になって間もなく、仲良しのお友達、すなわち4月~8月末までにお誕生日の来るお友達は、1学期でお別れして、9月から現地のReceptionに入学する方が数名おられました。幼稚園は駐在員の家族だけでなく、永住の方々ももちろん来られています。皆さん、ご家庭の事情や子供たちの希望に合わせて、日本の教育を続けるか現地校に転校されるか、選択されます。永住の方はほぼReceptionのタイミングで現地校に行かれました。娘はその時にお別れしたことが寂しかったのと、どうして来なくなっちゃうのか、まだまだ幼いながらに心に残ったようです。
そして楽しく年小さんとして1年を過ごした後、めでたく年中さんに。幼稚園では日本と同じように様々な行事を企画してくださいます。とてもありがたく、このまましばらくお世話になろうと思っていましたが、なんとある日の帰宅後、娘自らが9月からは英語の学校に行きたい、と伝えてきたのです。
やっと発音がしっかりしてきて、かわいらしい舌足らずがなくなってきたところだったので、どうしようか迷ったのですが、どうも本人の意志が固かったので、思い切って現地校に入学することにしました。まだまだ幼いので、本人の希望がなければ迷うところですが、我が家は娘が意外にもしっかりと希望を伝えてくれたので、迷わず決めることができました。幼稚園の他の方々も、残りの駐在の期間や、子供さんの性格を考慮して、皆さん様々な選択をしておられました。無理をせず、そのまま日系の幼稚園で過ごされたお友達もたくさんいらっしゃいました。そして駐在員の宿命ですが、素敵な出会いがあれば、別れも然り。最近の任期は昔よりも短くなって、2年から4、5年で本帰国される方が多いです。ですので、学校が変わらずとも、お別れが多いのです。
そんなわけで、母語習得の基礎を築いてくださった幼稚園とお別れをして、4歳の9月から現地校のReceptionに通うことになりました。
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